キューブz12のバッテリーを交換するときの手順をお伝えします。
キューブz12はアイドリングストップ機能が搭載されているため、バッテリーを交換しただけでは正常に作動しません。
また、小型車ではありますが、大きなサイズ、価格も高めです。
キューブz12のバッテリーはS-95サイズ
※今回紹介するz12キューブは、『15X Vセレクション』のグレードです。
キューブz12は、アイドリングストップ機能搭載のため、バッテリーは『アイドリングストップ車専用バッテリー』を取り付ける必要があります。
新車の場合、車購入時の標準バッテリーは、ピットワークのバッテリーのはずです。
今回は、『GSユアサのS-95バッテリー』に交換しています。
>>GS YUASA [ ジーエスユアサ ] 国産車バッテリー [ ECO.R Revolution ] アイドリングストップ車対応 ER-S-95/110D26L
車の大きさに対して、バッテリーが大きめです。
なぜ、大きくなるのかというと『アイドリングストップ機能』のためです。
エンジンを止める、作動させるというエネルギーは、とても大きいものと理解できます。
そもそも、車のエンジンを作動させるとき、アクセサリー関係の電気を使うものは、エンジン始動時、すべてストップします。
理由は、エンジンを作動させるスパークに全エネルギーを使うからです。
それだけ、大きなエネルギーを停止するごとに作動させるのですからバッテリーも大きくなって当然と言えます。
アイドリングストップ車専用のバッテリーは保証期間が2~3年と短い
アイドリングストップ車専用のバッテリーの悪いところは、長持ちしないことです。
今まで、アイドリングストップをしない通常のバッテリーは、4~5年使用することができました。
ですが、アイドリングストップ車専用のバッテリーは寿命が短いです。
これは、バッテリーに『負荷がかかり過ぎることによる劣化』によるものではないかと思います。
電気は寒さに弱く、電力が弱まります。
特に冬、バッテリー上がりに注意する必要があります。
キューブz12に対応しているカオスのバッテリーはコレ
Panasonic (パナソニック) 国産車バッテリー カオス アイドリングストップ車用 N-S115/A3
キューブz12のバッテリーはアイドリングストップ専用のバッテリーを搭載する必要があります。
キューブz12はバッテリー交換後に行う作業がある
通常、
- 十分にバッテリー内に電気が蓄積されている
- バッテリーの温度が5℃以上
- ギアが『P』、または『D』でもブレーキを強く踏んでいる状態
- 運転席のシートベルトをしている
の場合、アイドリングストップ機能が作動します。
※アイドリングストップが作動していない状態、↓↓
交換後に行う作業は、『バッテリー放電電流積算クリア』です。
バッテリー放電電流積算クリアの作業を行わないと、正常にアイドリングストップ機能が作動しません。
特殊な工具が必要になりますので、自宅でバッテリー交換作業を行う場合には『CONSULT-Ⅲ』という特殊工具が必要になります。
バッテリーを交換しただけでは、キューブz12は正常に作動しませんので注意しましょう。
交換時、車は電気をすべて失うため、バックアップを取っていなければ、時計も止まります。
エンジンを切って5分以上待ってから交換作業すること
車のエンジンを切っても、実はエンジン内部のコンピュータはまだ動いています。
エンジン内部も完全にストップするのは、エンジンを止めてから約5分程度かかります。
よって、エンジンを止めて、すぐにバッテリー交換の作業をすると完全に止まっていない状態での作業となりエンジンを制御しているコンピュータにエラーが出ます。
この場合も、アイドリングストップ機能はバッテリー交換後、作動しなくなります。
また、エンジンをかけたまま作業を行うこともできるようですが、アイドリングストップ車は特殊な作りなので、行わないほうが良いでしょう。
さいごに
キューブz12のアイドリングストップ車は特殊な作りをしています。
バッテリー交換は特に注意が必要です。
エンジンを切ってもすぐに作業に取り掛からないようにしましょう。
知識がない場合、自宅で行うよりもお店に依頼したほうが良いでしょう。