スタッドレスタイヤの寿命は、年数にしておおむね3~5年です。
メーカーやスタッドレスタイヤでの走行の仕方で変わってきます。
スタッドレスタイヤの寿命や見分け方をお伝えします。
スタッドレスタイヤの寿命年数は走り方で差が出る
![スタッドレスタイヤ](https://enjoy-drive.com/wp-content/uploads/2018/12/studless-tire4.jpg)
走り方によって様々ですが、目安は3~5年と言われています。
スタッドレスタイヤはゴム製品です。
よって、経年劣化は避けられません。
劣化する原因は、
- 走行距離によるタイヤの摩耗
- 経年劣化によるゴムの劣化
があります。
どんなに良いタイヤでも走行距離が多ければ摩耗が早く、溝がなくなります。
逆に走行距離が少なくても時間の経過とともにゴムが劣化します。
スタッドレスタイヤの見分け方
主に見分け方は大きく2つです。
プラットフォームから判断する
![スタッドレスタイヤ,残り溝](https://enjoy-drive.com/wp-content/uploads/2018/12/studless-tire-mizo1.jpg)
スタッドレスタイヤの溝の残りから判断することができます。
タイヤの表面を見てみると、溝と溝の間にボコッと出ている部分が見れます。
この凹みと同じ高さになるまでスタッドレスタイヤは履くことができます。
凹み以上にスタッドレスタイヤを使用すると、性能面から考えて限界を迎えている証拠です。
新しいスタッドレスタイヤを履く必要があります。
スリップサインはタイヤの限界値
![スタッドレスタイヤ,スリップサイン](https://enjoy-drive.com/wp-content/uploads/2018/12/studless-tire-mizo.jpg)
タイヤにはスリップサインがあります。
冬のスタッドレスタイヤ、夏のラジアルタイヤに必ずあります。
スリップサインは、タイヤそのものの限界を表しています。
スリップサインの部分にも凹みがあります。
スタッドレスタイヤのサインよりも小さいボコッとした突起があります。
製造年月日から判断する
![スタッドレスタイヤ,製造年月日](https://enjoy-drive.com/wp-content/uploads/2018/12/studless-tire-jumyou.jpg)
タイヤには、実は製造年月日が記載されています。
4桁の数字が必ず記載されています。
黄色い枠の後ろの2桁が『製造年』を表しています。
赤い枠の前の2桁がその年の『週』を表しています。
1年間は365日の52週で表示されます。
よって、おおむねの製造年月日を知ることができます。
上記のタイヤは『3415』です。
よって、2015年製の34週目、つまり、7月下旬か8月の上旬頃に作られているタイヤとなります。
良いスタッドレスタイヤを選ぶ方法
中古よりも新品
経年劣化のことから、使用する期間に限界があります。
古いスタッドレスタイヤは、ゴムが硬くなり、性能が劣る場合がほとんどです。
また、新しいタイヤは前作を上回ってより高性能になって市場に出てきます。
長期的に見て、中古よりも新品を購入したほうがお得で安全になります。
溝のあるタイヤを選ぶこと
新品の場合は、溝は減っていませんが、中古スタッドレスタイヤの場合、少なからず溝は減っています。
購入する場合、プラットフォームを見て残り溝の多いタイヤを選ぶようにしましょう。
タイヤにひび割れはないか
タイヤが古い場合、徐々に劣化しタイヤにひび割れが見られるようになります。
サイドにもひび割れが発生します。
ひび割れはゴムの劣化です。
価格より性能で選ぶこと
一番やってはいけない選択は価格で選ぶことです。
安さに走ると、性能を考えずに履くことになります。
スタッドレスタイヤで最も大切なのは、『氷上での性能』です。
よって、雪道で安全に止まれなければ履く意味がないと言えます。
万が一、スリップ事故を起こしたのでは本末転倒です。
『安物買いの銭失い』にはならないように心がけましょう。
スタッドレスタイヤを夏に履くのはどうなの?
スタッドレスタイヤは本来、冬用のタイヤです。
氷上性能に特化したタイヤと言えます。
よって、
- 静粛性
- 排水性
- グリップ力
は夏のラジアルタイヤのほうが上回っています。
高速走行もスタッドレスタイヤは向いていません。
夏は雪は降りませんし、梅雨の雨天も多くあります。
夏はきちんとラジアルタイヤに交換して、スタッドレスタイヤを日光の当たらない日陰に保管したほうが長持ちさせることができます。
さいごに
良いスタッドレスタイヤは氷上性能で効果を発揮します。
いかに安全に止まれるかがポイントになります。
ちなみに夏のラジアルタイヤは雨天時のウェット性能で差が出ます。
良いタイヤは悪天候のときほど高性能になります。
安全な走行を心がけましょう。