タイヤのひび割れが気になる、どのくらいまで履くことができるのか気になりませんか?
ひび割れが起きるには原因があります。
今回は、タイヤのひび割れが起こる原因と少しでも予防する方法をお伝えします。
タイヤのひび割れ原因は経年劣化によるもの
タイヤがひび割れになる原因の1番の原因は、経年劣化によるものです。
そもそも、タイヤはゴム製品です。
輪ゴムと同じ、古ければゴムの成分が劣化し、伸びずにちぎれるのが早くなるためにひび割れとなって表れます。
ひび割れは、ゴムが劣化してきている証拠です。
タイヤの使用できる目安
タイヤは使い方にもよりますが、
- 夏のラジアルタイヤで、おおむね4~5年
- 冬のスタッドレスタイヤは、おおむね3~5年
と言われています。
各メーカーの性能や走り方でも違っています。
ひび割れは、タイヤが古くなってきていることを表す1つの指標なので、早い時期に新しい物と交換するようにしましょう。
タイヤのひび割れを早くする原因
タイヤを長持ちさせるには、ゴム製品に良い保管方法が必要です。
せっかく購入するのですから、大切に使いましょう。
直射日光に当てている
1番やってはいけない保管方法です。
直射日光は、タイヤの性能を劣化させる原因の1つです。
直射日光は、ゴムを劣化させます。
雨に当たるところに保管
雨、つまり水に濡れたままの状態で保管することです。
水は、ゴムと相性が悪く、ゴムとゴムの間に入り込みます。
詳しくは加水分解と言いますが、水がゴムの間に入り込むことでゴムの性能を劣化させる働きをします。
ゴムは収縮性があり、互いに繋ぎとめています。
水分が邪魔をするため、ひび割れとなって表れてきます。
ひび割れはゴムがちぎれている証拠です。
タイヤ交換後、洗っていない
タイヤは道路と接して常に過酷な環境で使用されます。
- 道路の汚れ
- 車から出る油
を浴びていることになります。
雨の日の水たまりに油が置いているのを見たときはありませんか?
虹色に見えるものが油です。
水と同様に油もゴム製品の天敵です。
油は特に水分よりもタイヤに溶け込みやすく、劣化を早める原因となります。
タイヤを保管の際は、必ず洗って、汚れと油を落としてから保管するようにしましょう。
空気圧を抜いて保管していない
タイヤにも休息が必要です。
タイヤ内の空気圧は、車重を支えるため、加圧して入っています。
つまり、常にパンパンの状態でゴムが張っています。
風船のようにゴムが引っ張られています。
長期間の保管でタイヤを使用しない場合は、空気圧を下げて張りを無くすことも必要になります。
タイヤを長持ちさせる保管方法
涼しい冷所に保管する
直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に保管しましょう。
ゴムは熱にも弱い性質があります。
カバーをかける
野外に保管する場合、雨、日光を避けるため、カバーをかけて保管しましょう。
もちろん、保管庫内でも汚れを防ぐためにもカバーは付けて保管しましょう。
洗って保管
保管の際は、水洗いで、汚れを落として保管しましょう。
ホイールを洗う際に洗剤を使用しますが、洗剤との長期間接触はタイヤを傷める原因にもなります。
洗ったとは、完全に乾かしてから保管するようにしましょう。
ゴムを休ませる
ゴムの張りの状態をなくし、気圧をかけずに保管しましょう。
内部の空気圧が高いと、タイヤが張ったまま保管することになります。
タイヤを長持ちさせる走り方
定期的に空位圧を計る
タイヤの空気圧は、車によって定められている既定の空気圧を保ちましょう。
空気の入れ過ぎ、不足は編摩耗の原因となります。
また、タイヤの空気圧は風船と同じで自然と減っていきます。
月に1回程度、タイヤの空気圧点検を行うと安全性を保てます。
激しい走行をしない
あらかじめ、スポーツ走行する場合は別ですが、激しい走行はタイヤの寿命を縮めます。
タイヤに負荷を多くかける走り方は、ゴムの摩耗を大きくします。
猛スピードでカーブを曲がったり、制限速度を大幅に超えた高速走行はタイヤにダメージを与えます。
スポーツ走行はスポーツタイヤで行いましょう。
さいごに
タイヤのひび割れは、主に経年劣化で起こります。
時間の経過は、どうしても避けることはできません。
ひび割れを早めないためにも、ゴム製品が劣化しない保管、走り方をしましょう。