雪道でブレーキを強く踏むとABSが作動します。
ABSとはアンチロックブレーキシステムの事です。
雪道でも安全に止まれるブレーキの踏み方をお伝えします。
ブレーキを強く踏み込むとABSが作動する
雪道や氷上でブレーキを強く踏み込むとABSという機能が作動します。
アンチロックブレーキシステムは、ブレーキをかけることでタイヤのスリップを防ぎ、止まることができるシステムです。
タイヤのロックを防ぐため、制動距離が伸びますが安全に止まることができます。
雪道よりも怖いのは、アイスバーンです。
雪道を安全に止まる3つのポイント
スピードを抑えること
事故が大きくなるのに必ずと言っていい原因は、『スピード』つまり速度です。
一般道より高速道路のほうが事故の衝撃が大きいのは、スピードが出ているからです。
雪道はどんなに良いタイヤを履いていてもスリップするときはスリップします。
よって、制限速度を超えてスピードを出さないようにすることです。
路面状況や道路状況にもよりますが、制限速度-10%を目安に走行すると安全に走れます。
例えば、制限速度が50kmなら45kmを目安に走行しましょう。
車間距離を取ること
雪道は、スリップすることも予測できます。
いつもより1.5~2.0倍ほどを目安に車間距離を取って走行しましょう。
車間距離は、『見えないエアバッグ』と言います。
早めにブレーキを踏み減速すること
これは、危険予測ができるかどうかです。
前方の信号や車の動きを先読みし、路面状況に応じてブレーキを早めに踏むことです。
安全に止まるには、いかにスピードを早く落とせるかにかかっていると言えます。
雪道でもブレーキ操作はいつも通りで良い
雪道でも晴天時でも、基本的にブレーキの踏み方は同じです。
ポンピングブレーキで後続車にサインを出しつつ、止まることです。
- スピード
- 車間距離
を、いつもより慎重に判断するようにしましょう。
滑りやすい路面3選
特に雪道で注意しなければならない路面があります。
橋の上
橋の上は、上り下り関係なく危険個所です。
理由は、風で冷やされることによる凍結です。
アイスバーンに最もなりやすい箇所と言えます。
日陰であれば、さらに日光が当たらず凍結し続けます。
橋の手前では、必ず減速して進入するようにしましょう。
トンネルの出口付近
トンネル内は雪がありませんが、出た瞬間、雪に見舞われる場合があります。
トンネル内と同じスピードで雪道に進入すれば、ブレーキを踏んでも止まれなくなる場合があります。
また、明るくなるため、目が慣れないと見えにくい状況か続きます。
トンネルの出口付近は注意と言えます。
下り坂
山やアップダウンの激しい路面の、特に下り坂はスピードが乗るため、注意が必要です。
早め早めのエンジンブレーキの多用やオーバードライブの活用です。
車間距離もいつもの倍以上に取り、スリップを未然に防ぎましょう。
さいごに
雪道を安全に止まるには、スタッドレスタイヤの性能の割合が高いと言えます。
ハンドル操作はドライバーの役目ですが、直接的な雪の制動はタイヤの役目です。
高性能のタイヤと、ハンドル操作で冬を乗り切りましょう。