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雪道の運転をノーマルタイヤで走ってはいけない5つの理由

2019年1月13日

雪道運転,ノーマルタイヤ

雪道の運転をノーマルタイヤで走る行為は非常に危険です。

ノーマルタイヤは夏用です。

よって、冬用のタイヤではないため、危険が伴います。

今回は、雪道運転をノーマルタイヤで走ってはいけない理由をお伝えします。

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雪道はノーマルタイヤでは止まれない

雪道,スリップ

ノーマルタイヤ、つまりラジアルタイヤの夏タイヤは氷上性能の事を考えて作られていません

本来、車がブレーキを踏んで止まるのはタイヤと路面の摩擦によるものです。

雪道は道路とタイヤの間に雪、または氷が入るため摩擦が少なくなります。

雪道は当然のこと、アイスバーンもブレーキを踏んでも路面との摩擦がないためスリップします。

スタッドレスタイヤは、タイヤと路面の間にある水分を吸収し、氷上とタイヤが噛むように設計されています。

よって、雪道やアイスバーンでも止まることができます。

ノーマルタイヤで雪道を走行すると、ブレーキを踏んだ瞬間にスリップが始まるのでABS(アンチロックブレーキシステム)が作動します。

よって、摩擦が少なすぎるため、ABSが作動したまま走り続け、さらに、制動距離も長くなります。

制御できない車は非常に危険です。

ノーマルタイヤだけでは雪道の運転には向いてないと言えます。

事故を起こす可能性が高くなる

雪道での交通事故

雪道を走行する場合、発進でもスリップし、停車のときもスリップします。

いつも以上に車間距離が必要になります。

発進停車も制御できなければ、ハンドル操作も制御できないことになります。

よって、事故を起こす可能性が必然的に高くなります。

せっかくの車が、凶器に変わります。

制御できない車は、衝突や追突など事故を起こすことが目に見えています。

万が一、人をはねてしまう場合も十分あり得ます。

雪道をノーマルタイヤで運転することをしてはいけません。

怪我をする可能性が高くなる

交通事故による怪我

車を損傷させるだけでなく、場合によっては、運転者本人が怪我をする場合も考えられます。

自業自得と言われればそれまでですが、衝突や接触がある以上、自分も衝撃に巻き込まれます。

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よって、他人に危害を加えるだけでなく自分も被害にあう可能性があります。

車は安全に使えば素晴らしい乗り物ですが、使い方を一歩間違うと恐い乗り物に変化します。

安全運転義務違反になる

安全運転義務違反

雪道をノーマルタイヤで運転することは安全運転義務違反に該当します。

第70条(安全運転の義務)

車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキ、その他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通、及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

と定められています。

ノーマルタイヤで雪道を運転する行為は、非常に危険な行為です。

雪で制御できないことを目に見えているのにも関わらず運転する行為で、他人に危害を加える状態と言えます。

経済的に損をする結果になる

お金

雪道をノーマルタイヤで走行し、物損事故や人身事故を起こしてしまった場合、他人に危害を加えたことになるので、損害賠償が発生します。

また、自分の運転していた車も損傷し、修理が必要になります。

経済的に、費用がかさみ時間とお金を無駄に使うことになります。

本来、かからない費用が発生し結果的に損をすることになります。

雪道をノーマルタイヤで走行する方法はチェーンをかけること

雪道をノーマルタイヤで走行する方法は1つだけあります。

それは、ノーマルタイヤにチェーンを装着して走行する方法です。

チェーンを装着すれば、雪にチェーンが食い込むので摩擦が増えて走行できます。

昔、スタッドレスタイヤが無かった時代、ノーマルタイヤにチェーンを装着してドライバーは走行しています。

チェーン以外で、

  • 空気圧を抜く
  • わだちを走行する
  • ゆっくり走る
  • 低速ギアで走行する

など、安全のように思いますが、どれも危険な行為です。

ノーマルタイヤは、路面との摩擦が極端に減るため、スピードに関係なく制御することは困難になります。

さいごに

雪道をノーマルタイヤで運転する行為は、危険と隣り合わせです。

道路に雪があり移動しなければならない場合、車を置いて他の手段で移動するようにしましょう。

無理をして走行し、事故を起こしてからでは遅いのです。

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