車社会の普及により、地方では1人1台、自家用車を保有する時代になりました。
都会の方は、電車やバスのインフラにより自家用車がなくても生活できるところもありますが、地方に行くとなかなかそうはいきません。
自家用車を運転していて燃費が悪い、カタログ値より大分開きがある。
そんなふうに感じた時はありませんか?
車の燃費が悪い原因は、車のメンテナンス不足が原因です。
車はなんといっても消耗品。
なので、きちんとメンテナンスする必要があります。
簡単にできる、燃費を良くする方法をまとめてみました。
車の燃費を良くする方法5つ
タイヤの空気圧を調整する
一番は、やはりこれです。
車の中で最も重要なパーツです。
地面に接している部分、動く止まるもここがスタートです。
意外と多いのが、夏タイヤに交換してそのまま、冬のスタッドレスタイヤに交換してそのままと意外とタイヤの空気圧を見ない人が意外と多いのです。
風船と同じように、タイヤの空気は自然にゆっくりと抜けています。
ですから、定期的に見てあげないと空気圧不足になってしまいます。
大体、一ヶ月に一回のペースで良いのでガソリンスタンドで、燃料を入れる時に調整するのがおすすめです。
車に燃料がなくなれば、みんな必ず行きますよね?
そのついでと言う感じです。
空気圧不足は、タイヤが余計に地面に接することになり地面との摩擦が増えます。
その分、摩擦が増えるので抵抗が増えて燃費が悪化するのです。
車種によってですが、当然タイヤに入れる空気の量が違います。
例を挙げますとこんな感じです。
基本的には、運転席の近くにシールが貼ってあり、そこにタイヤの空気圧の表示が書いてあります。
前後でタイヤの空気圧の入れる量が違う場合もあります。
必ず、適正な空気量を入れましょう。
多く入れると、タイヤと地面の接地が減り危険な上に、車がふわふわ浮いたような感じになり運転しにくくなります。
参考までですが、タイヤの空気は、自転車の空気入れでも入れることができます。
余計な荷物を積まない
2つ目に多いのが無駄な荷物です。
日常、毎日使うものであれば問題ないのですが、頻繁に使わないもの、車に乗せておかなくても良い物はありませんか?
車は物を運ぶものですが、積みっぱなしは良くありません。
車は、止まった状態から発進する時が一番燃料を使います。
必ず低速ギアからスタートする理由は、スピードよりパワーが必要な為だからです。
車の重量が重いということは、それだけ最初に動かすのに力がいると言うことです。
力を使うと言うことは、燃料を多く使っている証拠なのです。
突発的な緊急事態もあるので、クロスレンチ、ブースターケーブル、三角表示板、牽引ロープはほしいところですが、普段使わないものは車から降ろしておいた方がいいでしょう。
高回転、急アクセルをしない
赤信号から青信号に変わった時に、急アクセルで猛スピードで発進する人がいます。
車は走り出す時が一番燃料を使います。
急アクセルを踏んでいるということは、それだけエンジンが高回転になっています。
高回転になっているということは、それだけ燃料も高出力で使っています。
これは非常にもったいない。
道路によっては、周りの流れにそって走らなければなりませんが、そういったことがないのであれば、なるべく低回転で発進したほうが燃費が良くなります。
低燃費のエコタイヤを選ぶ
車のタイヤには、スポーツタイヤ、プレミアムコンフォートタイヤ、スタンダードタイヤなど様々な種類があります。
その中でも、低燃費のタイヤを選んで車に装着することです。
低燃費タイヤとは、簡単にに説明しますと良く転がるタイヤです。
地面との抵抗が減れば良く転がりますので、燃費は向上しますよね?
少ない燃料で遠くまで移動できれば、低燃費になります。
低燃費タイヤとは、JATMAと呼ばれる一般財団法人 日本自動車協会が決めたグレーディングシステムと呼ばれる等級制度によって定められています。
その定められている2つとは、
- 低燃費性である転がり抵抗性能
- 安全性であるウェットグリップ性能
のことです。
転がり抵抗性能には5つの等級があります。
それは、
- AAA
- AA
- A
- B
- C
です。
こちらのウェットグリップ性能にも等級があります(雨の時)
それは、
- a
- b
- c
- d
の4種類です。
低燃費タイヤとは、転がり抵抗性能がAAA、AA、Aのどれかであり、
なおかつ、ウェットグリップ性能がa、b、c、dのいづれかのタイヤになります。
選ぶ際は、是非低燃費タイヤを選びましょう。
定期的にオイル交換する
実は、燃費が悪くなってしまう原因には、オイルの交換を決まった時期に交換していないことが挙げられます。
エンジンオイルは、人間で言うと血液にあたります。
オイル交換のタイミングは2つあり、
- 走行距離が5000キロ
- 6ヶ月毎
のどちらか早い方です。
これは、オイルはエンジンの周りを流れているのでどうしてもエンジンの熱が入ってしまします。
これが劣化する原因です。また、エンジンのすすの汚れを吸収してしまうので汚くなってしまします。
オイルエレメントと言うオイルの汚れをろ過する装置がついてはいますが、汚れすぎていまうとエンジンの回転にも影響が出て本来の性能が出せなくなってしまいます。
アクセルを踏んでもエンジンの本来の力がでない、そこでまたアクセルを踏む。燃料がもったいないですよね。
エンジンオイルにも3種類あります。
それは、
- 鉱物油
一般的に利用されている原油から精製されて作られた普通のオイル(ほとんどの方はこれです)
- 部分合成油
鉱物油と化学合成油が混ざっているオイル。若干、鉱物油より値段が高いが性能が高い。
エンジンの動きも良くなる。(個人的におすすめ)
- 化学合成油
鉱物油をさらに分解することで精製しエンジンにも良く、洗浄性、高出力にも耐久性にも優れ、高性能を発揮するオイル。
ただし、高い。
エンジンオイルの汚れをろ過するオイルエレメントですが、
- 走行距離10000キロ
- 12ヶ月毎
が交換時期なので、正しく交換することで、燃費が向上します。
冬に車の燃費が悪いのはなぜ?
これは、スタッドレスタイヤと暖気運転と気温の3つが原因です。
- スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤは、夏のラジアルタイヤと比べて、地面に接地した時の摩擦が大きいのが原因です。
本来は雪を掴むことで車の動きを止めます。接地する摩擦が大きくなければ車を悪条件の中、止めることができません。
その為、夏よりも走行中、アクセルを離したときのタイヤの転がりも悪く燃費も悪化してしまいます。
- 暖気運転
これは、人間で言うと準備運動にあたります。
車に乗ろうと思ったら窓ガラスが凍っていたなんて経験があると思います。
まさか、前方が見えない状態で運転する人はまずいない、というより危険です。
窓ガラスやミラーの氷を溶かす為にエンジンの熱を使うのでアイドリングする為、燃費が悪くなってしまいます。
- 気温
冬は気温が低いのでエンジンも当然冷えています。エンジンをかけてもスタートの段階で冷えているので暖まるのに時間がかかります。
エンジンは冷却水、エンジンオイルが温まって初めて本来の力が発揮されます。
エンジンを冷たい状態から温め始めるのでどうしても時間がかかる為、燃費が悪化してしまいます。
まとめ
車の燃費を良くするコツとしては、
- 毎月1回、タイヤの空気圧調整を行う
- 無駄な荷物は積まない
- エンジンの高回転、急アクセルをしない
- 低燃費タイヤを装着する
- 定期的にオイル交換する
の5つです。
たった、5つのことを意識して行うことで劇的に燃費は向上するはずです。
ガソリン代も節約できて、経済的ですよね。
是非、実践してみてください。