スタッドレスタイヤの保管方法で気を付けることは5つです。
特に性能が悪くなる保管方法は避ける必要があります。
タイヤはゴム製品なので、ゴムの劣化を防ぐ方法を取れば長持ちさせることができます。
今回は、自宅で簡単にできる正しい保管方法をお伝えします。
スタッドレスタイヤは保管前に必ず洗うこと
まず、保管前に必ず洗うことです。
理由は、土やほこり、車から出る油などの『汚れ』と『融雪剤をきちんと落とすこと』にあります。
塩化カリウムは、要するに塩のようなもので腐食性があります。
ホイールにもあまり良いとは言えません。
タイヤはゴム製品なので劣化が早まる可能性があります。
洗い方は水洗いで、十分落とすことができます。
洗剤は、使わなくても汚れを洗い流すことができます。
マイナスドライバーでスタッドレスタイヤの溝の間に入っている石を取るのも良いでしょう。
タイヤの状態のチェックにもなる
また、タイヤを洗うことはタイヤ全体を見ることにもなります。
よって、タイヤの状態を確認することに繋がります。
ゴム製品のため、どうしても経年劣化は避けられません。
- タイヤのサイドに亀裂が入っていないか
- 溝の残量はどうか
- パンクはしていないか
- 編摩耗はなっていないか
- 製造年月日はいつなのか
確認することができます。
タイヤは、車の中で最も大切なパーツです。
安全に乗るためにも定期的に確認するようにしましょう。
洗い終えたら完全に乾かすこと
スタッドレスタイヤを洗い終えたら、完全に乾かしましょう。
ゴム製品に良くないのが、
- 水分
- 油
です。
原因は、タイヤに付着することで化学反応が起こり、タイヤの劣化に繋がります。
『加水分解』や『タイヤの保護する成分を壊してしまう恐れ』があります。
よって、洗い終えたら完全に乾くまでしばらく待ちましょう。
空気圧を抜くこと
タイヤを車に履いて走行しているときは、既定の空気圧を入れて走行しています。
つまり、タイヤは重さに耐えるため、空気がパンパンの状態で走っています。
ゴムが張っている状態といえます。
よって、ゴムの貼りを休ませるためにも空気を抜いた状態で保管しましょう。
ゴムにも休息の時間が必要です。
直射日光の当たらない風通しの良いところに保管すること
ゴム製品は直射日光に弱くできています。
日光に当てると劣化が早まります。
外に保管する場合、直射日光を避け、タイヤカバーをかけて保管しましょう。
また、高温にも弱いため、高温多湿になる室内は避けましょう。
風通しの良く、涼しい直射日光の当たらないところに保管するのがベストです。
重さのかからないように保管すること
最後は、スタッドレスタイヤの置き方です。
本来、使用中は車の重量を支えているため、例え軽自動車だとしても1本当たり約300kg程度は耐えられます。
タイヤに大人一人乗ったくらいではびくともしないと言えます。
横積み、縦積みのどちらでも十分耐えることができます。
積み方で保管中にスタッドレスタイヤに変形が起こるとは考えにくいです。
ただし、タイヤの上に超重量物を載せないことです。
保管中は、タイヤは放置になるので、タイヤ以外のあまりにも重い物は重ねずに保管するようにしましょう。
さいごに
スタッドレスタイヤの寿命は、おおむね3~5年と言われています。
長く利用するためには、メンテナンスをきちんと正しく行っている必要があります。
スタッドレスタイヤは高価な買い物です。
性能と寿命を長持ちさせるためにも、正しく保管しましょう。
スタッドレスタイヤは常に過酷な状況で使用していることを忘れないようにしましょう。